【相談事例】
Aさんは、ご自分の持っている土地の一部を 甥に贈与したいと相談に来ました。
Aさんには兄が1人いましたが、Aさんの亡くなった父親は、 事情があってその相続財産である土地をすべてAさんに相続させる旨の遺言を書いていました。 その結果、その遺言通りAさんが土地をすべて相続しました。
しかしAさんも年をとり、事情があって相続できなかった兄に土地を譲りたいと思いようになりました。
しかしその兄も亡くなってしまい、兄の子供に土地をあげたいと思うようになったとのことです。
【解決の方向】
Aさんが、甥に贈与したい土地の評価を行い贈与税を計算したところ、とても甥に払える金額でない事がわかりました。
Aさんが遺言を書いて、甥にその土地を遺贈することもできますが、相続税が納税額で1,000万円を超えることがわかりました。
また甥御さんには、さらに2割加算された税額の負担があることを説明しました。Aさんは、甥に相談してみることにしました。