【事例】
Aさんが社長をしている会社は創業30年で資本金が1000万円。 その全額をAさんが出資しています。
その他にAさんが会社に長年に渡って貸し付けてきた借入金(Aさんから見ると貸付金)が5000万円ほどあります。
Aさんには三人の子供がいて、三人ともAさんの会社で働いています。
Aさんは相続税のことが心配になり相談に来られました。
【解決の方向】
相続税シミュレーションをしてみると相続税が課税されることがわかりました。
その課税財産の三分の一はAさんの会社に対する貸付金でした。
Aさんからは、会社の状況からこの貸付金につき、直ちに返済できないものであることを確認した上で、 貸付金を会社の株(資本金)にしながら後継者にとって評価額が低い相続の方法を計画することにしました。