[相談事例]
Aさんは、約80坪の自宅をお持ちで、一部を自分の駐車場として利用していました。
このたび息子さんが戻ってくるというので、自宅を 息子さんがリフォームして一緒に暮らすのと、 駐車場と庭をつぶして息子さんが自宅を建てるのと、 どちらが相続に有利なのか知りたくて相談に来られました。
[解決の方向]
Aさんには、相続以前の問題として、 お父様の名義の自宅を息子さんが住めるように息子さんのお金でリフォームすると、 息子さんからお父様への贈与になってしまう可能性があることをご指摘させていただきました。
相続に関しては 別棟の息子さんの建物を建てるより、 現在のお父様の建物を活かして一棟の建物で暮らした方が、 小規模宅地の特例が使える可能性があり、有利とのご説明をさせていただきました。
Aさんは息子さんと相談の上、息子さんから資金を借入れ、 息子さんへの返済も契約通りに行い贈与とみなされないようにして 自宅を改装する方向で検討を始められました。