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家族信託を専門家に依頼する場合のポイント

2023/09/29
家族信託を専門家に依頼する場合のポイント
家族信託をしたいと思ったとき、どの専門家に相談するのが良いかをご紹介します。よく知らずに相談すると、理想の家族信託が実現できない可能性がありますので、あなたが頼るべき専門家をしっかりと見極めましょう。

「家族信託の専門家」といったら、どのような人達を思い浮かべますか?多くの人は、弁護士や司法書士などをイメージするかと思います。家族信託の相談を受ける専門家には、弁護士や司法書士の他にも、税理士や行政書士なども含まれます。

しかし、全ての専門家が家族信託に特化しているわけではありません。家族信託の業務を受けたことのない司法書士や弁護士などもいるため、相談する専門家は慎重に選ぶ必要があります。また、専門家によっては家族信託の中でも得意分野が異なりますので、あなたが抱えている問題に理想的な解決策を出せる専門家に依頼するべきなのです。

こんなふうに言われても、「じゃあ、私は誰に相談するべきなの?」と迷ってしまいますよね。

そこで、この記事では、家族信託において専門家ごとになにができるのかをまとめてみました。あなたがどの専門家に相談するべきか、この記事を読んで考えてみてください。

【家族信託の専門家①】 司法書士は何ができるの?

司法書士は、主に不動産の登記業務を得意としています。

信託された不動産は、受託者が管理をしやすいように名義を委託者から受託者へ変更するための登記を行う必要があります。そのため、信託不動産がある場合には、ほとんどのケースで司法書士に信託登記を依頼することになります。ですから、信託財産の中に不動産が含まれている場合には、初めから司法書士に依頼しておくことで、スムーズに信託手続きを進めることができるのです。

また、司法書士は家族信託以外にも成年後見制度や遺言などの手続きに特化している場合が多いため、他の専門家に比べてあらゆる面から家族信託や相続対策のアドバイスを受けることができます。

しかし、司法書士は税金面でのアドバイスに弱い点に注意が必要です。家族信託では税金の心配がないと思っている人も多いのですが、実は家族信託について十分な理解がないと、余計な相続税や贈与税が課税されてしまう可能性があります。そのため、税金にも強い司法書士、または税金面は税理士と協力をして進めてくれる司法書士に依頼すると良いでしょう。

【家族信託の専門家②】 行政書士は何ができるの?

行政書士は、行政の手続きを得意としている専門家です。

信託契約書の作成や、それに伴って必要となることの多い遺言や成年後見に関する書類の作成を行うことができます。行政書士でなければできない、という業務はないのですが、他の士業が独占していない業務であれば全体的に行えることが強みといえます。そのため、まずは誰に相談するべきかがわからない、という人は行政書士に相談すると良いでしょう。

しかし、行政書士自身が相談者の手続きを代理して行うことはできませんので、相談者が直接法務局などに出向いて手続きを行う必要があります。また、最終的な手続きは相談者が行うことになるため、かえって時間がかかったり、手続きを間違えてしまう可能性もあります。仕事や育児などで時間が取れない方や足腰が弱く自分で手続きすることができない場合には、行政書士への依頼は難しいかもしれません。

【家族信託の専門家③】 弁護士は何ができるの?

行政書士は、行政の手続きを得意としている専門家です。

信託契約書の作成や、それに伴って必要となることの多い遺言や成年後見に関する書類の作成を行うことができます。行政書士でなければできない、という業務はないのですが、他の士業が独占していない業務であれば全体的に行えることが強みといえます。そのため、まずは誰に相談するべきかがわからない、という人は行政書士に相談すると良いでしょう。

しかし、行政書士自身が相談者の手続きを代理して行うことはできませんので、相談者が直接法務局などに出向いて手続きを行う必要があります。また、最終的な手続きは相談者が行うことになるため、かえって時間がかかったり、手続きを間違えてしまう可能性もあります。仕事や育児などで時間が取れない方や足腰が弱く自分で手続きすることができない場合には、行政書士への依頼は難しいかもしれません。

【家族信託の専門家④】 税理士は何ができるの?

税理士は、主に税金面での業務が得意な専門家です。

家族信託では信託契約の形によっては贈与税がかかったり、相続が発生したときには相続税がかかったりするケースもあります。税理士へ依頼した場合には、贈与税のかからない家族信託や家族信託後に発生する相続税の節税対策を行うことができるため、全体的にかかる費用を抑えることができるのがメリットと言えます。相続争いは遺産分割の過程で起こりやすく、相続税を安く抑えられる選択肢が増えるだけでも、大きな争族対策となるでしょう。また、相続で必要となる「相続税申告書」や、家族信託で収益が発生したときに必要となる「確定申告書」、家族信託で贈与税が発生したときに必要となる「贈与税申告書」の作成も税理士に依頼することができます。

家族信託から相続までスムーズに手続きを済ませたいという方は、一貫して依頼することができる税理士に相談することをおすすめします。

しかし、税理士は信託不動産の登記を行うことができません。信託財産の中に不動産が含まれている場合は、不動産登記の部分は司法書士に依頼するか、自分で登記の手続きを行う必要がある点に注意が必要です。

専門家を選ぶ際の注意点

税理士は、主に税金面での業務が得意な専門家です。

家族信託では信託契約の形によっては贈与税がかかったり、相続が発生したときには相続税がかかったりするケースもあります。税理士へ依頼した場合には、贈与税のかからない家族信託や家族信託後に発生する相続税の節税対策を行うことができるため、全体的にかかる費用を抑えることができるのがメリットと言えます。相続争いは遺産分割の過程で起こりやすく、相続税を安く抑えられる選択肢が増えるだけでも、大きな争族対策となるでしょう。また、相続で必要となる「相続税申告書」や、家族信託で収益が発生したときに必要となる「確定申告書」、家族信託で贈与税が発生したときに必要となる「贈与税申告書」の作成も税理士に依頼することができます。

家族信託から相続までスムーズに手続きを済ませたいという方は、一貫して依頼することができる税理士に相談することをおすすめします。

しかし、税理士は信託不動産の登記を行うことができません。信託財産の中に不動産が含まれている場合は、不動産登記の部分は司法書士に依頼するか、自分で登記の手続きを行う必要がある点に注意が必要です。

専門家ごとにかかる費用も参考にしましょう

専門家に依頼するときに気になるのが「費用」です。同じ司法書士や税理士の中でも費用は異なりますが、大体専門家ごとに相場が決まっています。「費用が高いから質がいい」「安いからサービスが良くない」とは一概に言えませんが、費用をみて依頼する専門家を決めるのも手段の1つです。

「価格が安いと思って依頼したが、実はコンサルや信託契約書の作成費用が入っていなかった。」

「自分に必要なオプションを追加していくと、他よりも高くなってしまった。」

このようなケースも多くありますので、持っている財産やサービス内容などを慎重に考慮して専門家を選びましょう。

まとめ

司法書士、弁護士、行政書士、税理士と、家族信託の相談相手となる専門家はたくさんいます。この中からどの専門家に相談をするかによって、家族信託の形が大きく変わることがあります。

専門家にはそれぞれ得意分野が異なりますので、自分の悩みを解決し、自分に合った家族信託を提案してくれる専門家を見つけることが大切です。

 

ソレイユ相続相談室では、豊富な実務経験のある税理士と行政書士があなたに合った家族信託のご提案を行っております。家族信託をご検討のお客様は、ぜひ一度ご相談ください。

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