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相続分の譲渡

Q. 50年程前に父が他界し20年程前に母が他界しています。父の相続時の遺産分割が終わっておらず兄弟7人で分割しようという話になったが兄弟間で話がまとまらず、現在でも未分割のままです。

この場合、私の相続分を他の相続人に譲渡することはできますか?

A. 遺産分割前であれば、相続分の譲渡は可能です。他の共同相続人の同意も必要ありません。

この場合の“相続分”とは、相続財産のうちの積極財産と消極財産とを包括した遺産全体に対する相続分の包括的な譲渡のことであり、相続人の地位そのものをいいます。

相続財産に含まれる個々の財産の譲渡とは違いますのでご注意ください。

なお、当該相続分の譲渡は他の相続人に対してだけでなく、第三者に対しても行うことができます。

相続分が共同相続人以外の第三者に譲渡されると、分割協議に第三者が入ってくることになり、遺産分割の円滑な実施が阻害される可能性がありますので、譲渡人以外の共同相続人は、譲渡対象となった相続分を相続分の譲渡の代価とその譲受に係る費用を弁済することで譲渡された相続分を取り戻すことが認められています。但しその期間は譲渡してから1か月以内となります。

ご質問のケースでは、現在もすべてのお父様の遺産が未分割ですので、相続分の譲渡は可能です。

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