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【コラム】父親・母親にそれぞれ前配偶者との子がいた場合の法定相続分について

こんにちは、相続コーディネーターの佐野です。

 

今年の梅雨は駆け抜けるように過ぎ去り、あっという間に灼熱地獄の幕開けとなりましたね。

突然ですが私は李白の漢詩が好きなので、この暑さに涼をもたらす1句をご紹介したいと思います。

 

【原文】

望廬山瀑布(李白) 廬山(ろざん)の瀑布(ばくふ)を望む

日照香炉生紫煙   日(ひ)は香炉(こうろ)を照(て)らして紫煙(しえん)生(しょう)ず

遥看瀑布挂前川   遥(はる)かに看(み)る瀑布(ばくふ)の前川(ぜんせん)に挂(か)かるを

飛流直下三千尺   飛流(ひりゅう)直下(ちょっか) 三千尺(さんぜんしゃく)

疑是銀河落九天   疑(うたが)ふらくは是(こ)れ銀河(ぎんが)の九天(きゅうてん)より(お)つるかと

 

【口語訳】

廬山の滝を遠望する

太陽が香炉峰を照らして、(その峰からは)紫色のもやが立ちのぼっている。

遠くに見えるのは、滝が前を流れる川にかかるようにして落ちている景色だ。

飛ぶような流れは、まっすぐに三千尺もの高さを流れ落ちる。

まるで天の川が空から流れ落ちて来たのかと疑うほどだ。

 

※上記は『フロンティア古典教室』https://frkoten.jp/2015/11/17/post-463/より参照。

 

李白は荘厳な滝を見て、まるで銀河から天の川が落ちてきたようだ、と感じたんですね。

想像するだけで、滝が岩にぶつかる時に生まれる涼しい風を感じます。

実は、新潟県にも日本の滝百選に選ばれている『苗名滝』(妙高市)があります。

弊社は妙高市の隣、上越市にも事務所がありますので、観光のついでにぜひ相続の無料相談にいらしてください。

 

漢詩で涼しくなったところで、今回は『父親・母親にそれぞれ前配偶者との子がいた場合の法定相続分』についてご紹介したいと思います。

 

30年前、Aさんの父親が死亡。財産は自宅の土地・建物のみで相続税はかからなかったため、何も手続きをしていなかった。そのまま、最近母親が死亡した。

両親ともに遺言は作成していなかったが、

母親は生前、自宅を自分に遺したいと言っていた。

手続きしようと戸籍を調べたところ、父親と母親それぞれの前配偶者との子が1人ずついるようだった。

自分の自宅の法定相続分は、どのくらいあるのか?

 

…というケース。

順を追って、法定相続分を確認しましょう。

 

まず、父親の相続発生時には

母親…1/2

Aさん…1/4

父親の前妻との子…1/4

の法定相続分があります。

 

次に、母親の相続発生時(母親の1/2分について)

Aさん…1/4

母親の前夫との子…1/4

の法定相続分がありますので、

最終的にAさんは自宅について1/2の権利を有することになります。

 

結果、自宅についてはAさんが1/2、父親の前妻との子が1/4、母親の前夫との子が1/4の持分があることになります。

 

この場合だと、Aさんは、面識もなく生死もわからない父親の前妻との子、母親の前夫との子と遺産分割協議を行わなくてはならず、かなり負担となってしまいますね…。

 

前配偶者との間に子がいる時は、公正証書遺言を作成しておくことを強くお勧め致します。

 

弊社では、遺産分割協議・公正証書遺言に関するご相談も承っておりますので、

ぜひ無料相談をご活用ください。

 

それではまた、次回♪

 

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