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【コラム】ペットのための終活

 ペット安心相談室が「ペットのための遺言・信託」とのぼりを掲げ、出展させていただいた「インターペット2018」。多くの皆様にご来場いただき、誠にありがとうございました。 

 イベントでは一般の来場者様はもちろん、出展者の方々にもご挨拶をすることができました。

 その中で、わたくしが相続コーディネーターとしてご相談を承ることがある「終活」のペット版「ペットのための終活」についての事業をされている出展者がいらっしゃいました。 

 「動物福祉」という言葉あるとおり、ペット安心相談室も、ワンちゃんやネコちゃんなどのペットにも「ゆりかごから墓場まで」を飼い主様が実現できる〝仕組み〟が重要と考えております。

 ペットのための遺言や信託など準備をされることはご自身の終活ですが、同時にペットのための終活もすることになります。

     

    ペットのための終活セミナーに参加

    イベントでペットの終活相談やペット葬儀のご紹介、ペットと泊まれるお宿のご紹介をされていたフランセス・メモリアル(運営会社:株式会社こころ音)の福田祈(ふくだいのり)さんのミニセミナーを聴く機会がありましたので、ご紹介したいと思います。

     

    福田さんはセミナーで、「ペットのための終活をすることはペットのためと同時に飼い主にとっても大切なこと」と仰っていました。

    それは何故か――

     

     

    ペットロスについて

    皆様は、ロス症候群という言葉を耳にされたことがあるでしょうか?

    身近な人の死に出会うと、「自分の死」についても考えたり、感情に変化が起こります。

     

    特に、大切な人の死に直面すると、その直後は悲しいのに何故か涙も出ない、亡くなった人のことを考える暇がないように手続きをしたり仕事に没頭して生活する…といった状態になる方もいます。

    忙しく動き回る時期が過ぎ、普通の生活に戻り始めると、亡くなった人がいない生活が現実としてのしかかってきます。

     

    亡くなった人のことばかり考えて「何故私を置いて先に逝ってしまったの?」という怒りの感情や「もっと何かしてあげられなかったのだろうか?」という後悔や自責の念などが生じてきます。中には、「何もする気にならない…」と無気力になってしまう人もいます。

     

    時間とともにその状態は回復しますが、喪失感が大きく様々な身体症状などが現れるまで長引くと「ロス症候群」といわれるようになります。

     

    これが、ペットを亡くした人にも同じことが起こり「ペットロス」という言葉が使われるようになりました。

     

    ロス症候群とペットロスの「ロス(loss)」は 、文字通り「失う」ということです。

    つまり、大切な存在や物を失うダメージによる精神的・身体的な影響を総体的に指します。

     

    ヤマザキ動物看護大学の山川伊津子先生によると「ペットロス」は、「愛する動物を失った飼い主の悲しみを表す言葉」であり、①「愛する(した)動物の存在」と、②「失った(失う)」の2つがペットロス要因とだということです。

    ②については、「失う」ことが必ずしも「死別」ではなく「生き別れ」の場合もあるとのこと。生きているか、死んでいるか分からない状態――人で例えると行方不明や災害などが起きると多くの方が希望と絶望の狭間で揺れ動く状態――が続き、立ち直るスタートラインにも立てないことになってしまいます。

     

     

    ペットロスから立ち直るには

    福田さんはこのペットロスについて、「誰もが必ず経験する正常な感情(悲しみや喪失感)であり、徐々に「死」を受け入れて立ち直っていくもの」とご自身の愛犬を亡くした体験を交えお話しされていました。

     

    この「死を受け入れる」ためにペットのためのお葬式という儀式が一つの方法があります。

    福田さんの話によれば、残念なことにペット葬儀会社の中には悪質な業者もいること、ペットを迎えた日から思い出を作りながら安心して任せられる葬儀会社を選定することが大切だとのこと。

    病気になってしまったペットの延命治療をどうするか…、火葬の後のお骨をどうするか…などを予め考え準備する(終活する)ことで、愛するペットの死と向き合うことができ、ペットロスが重症化するのを防ぐことにもつながると言います。

     

    取り分け、言葉を話せない動物たちに対しては、「他にしてあげられることがあったのでは?」「本当に幸せだったの?」「自分のせいで死んでしまった」など罪の意識を持ってしまいがちです。

    福田さんのセミナーを聴き、愛するペットの「死」を考えることなんてしたくはないものですが、ペットロス重症化にもつながる「悔い」がないように、「終活」をすることは大切だと感慨を覚えました。

     


     

    愛するペットのためにご自身の終活とペットのための終活をしてみませんか?

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