相続税の基礎控除

2018/2/7

相続税の基礎控除
相続税を計算する場合において、被相続人(亡くなった人のことを言います。)の死亡の時における正味の財産の金額が、一定の金額を超えなければ相続税は課税されません。
この一定の金額を相続税の基礎控除といいます。


被相続人の遺産が基礎控除以下の場合
被相続人の死亡の時における遺産(みなし相続財産など一定のものを含みます。)の合計額から負債の金額を控除した正味の遺産額が基礎控除以下であったときは、相続税の申告書を提出する必要はありません。
もちろん相続税が課税されないわけですから納税も発生しません。

ただし、小規模宅地等の評価減などの特例を受けるためには相続税の申告書の提出が要件とされていますので、特例適用後に基礎控除以下となった場合でも申告書の提出が必要です。


基礎控除の金額
相続税の基礎控除の金額は、次の算式によって計算されます。
≪算式≫相続税の基礎控除=3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数

具体的計算例
①相続人が配偶者、子A、子B、子Cの4人であった場合
相続税の基礎控除=3,000万円+600万円×4人=5,400万円

②上記①の場合で子Cが普通養子縁組による養子であった場合
相続税の基礎控除=3,000万円+600万円×4人=5,400万円
(養子も法定相続人の数に含まれます。)
③上記①の場合で子Bと子Cが普通養子縁組による養子であった場合
相続税の基礎控除=3,000万円+600万円×3人=4,800万円
(実子がいる場合は養子のうち1人までしか法定相続人の数に含まれません。)
④上記①の場合で子A、子B、子Cのすべてが普通養子縁組による養子であった場合
相続税の基礎控除=3,000万円+600万円×3人=4,800万円
(実子がいない場合は養子のうち2人まで法定相続人の数に含まれます。)
⑤上記①の場合で、子Aが相続放棄した場合
相続税の基礎控除=3,000万円+600万円×4人=5,400万円
(相続の放棄があってもその放棄がなかったものとして法定相続人の数を計算します。)


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